ペルセウス通信

2024年度第3四半期振り返り

2025年02月14日

みなさんこんにちは。社長の横川です。
本日2024年度第3四半期の決算を発表しました。売上につきましては前年同期比15.9%増と、第2四半期に続き堅調に推移しております。11月には新しい研究用抗体も発表し、今期中にさらにもう1つ新しい研究用抗体と新たな研究受託サービスも提供を開始する予定です。また、研究開発費は前年同期とほぼ同額となりました。

今期の事業目標であるPPMX-T003とT002の導出につきましては、継続して導出活動を行っております。皆様にお伝えできる状況となり次第、適宜開示させていただきます。

T004は、薬剤およびこれらを結合するリンカーについて、薬剤の開発元であるUBE社と緊密に協力して研究開発中です。ADCの設計で重要な、毒性と薬効のベストバランスを実現するため、動物実験を重ねて化合物の最適化の検討を行っております。

また、第4四半期に入ってからになりますが、群馬大学との共同出願によるPPMX-T003の癌性腹膜炎治療薬(癌性腹膜播種の治療薬)の用途特許が1月20日に特許第7622926号として登録されました。主な特許登録は基本的にお伝えする方針ですが、内容や開発状況等を考慮した上で何らかの形でお知らせいたします。

最後に、当社事業の重要な柱である新しい抗体ライブラリは、最終的な検証を引き続き進めております。AI創薬への展開では、アカデミアとの連携も行いつつ、技術構築に向けて一歩ずつ歩んでまいります。

皆様には引き続き、当社へのご理解とご支援をよろしくお願いいたします。