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NHKからの取材依頼への対応について
2024年12月25日
2024年12月22日のNHKニュースにおいて、当社が「商用利用を禁じられたAIを無断で使用したのではないか」とのご指摘が寄せられましたので、以下のとおりご説明申し上げます。
今回の放送で紹介されたタンパク質の解析は、当社が「X線を利用して実施したもの」であり、AI(アルファフォールド3)によるものではありません。
今回の取材における当該AIの利用は、AI創薬の可能性を検証するとの取材の申込みを受けたことから、取材者立会いのもと、「従来型の解析結果と比較する」という目的で行われた検証となります。このようにメディアからの取材に応じ、取材者が同席する中で、当社がX線を用いた結果との比較を示すべくAIによる解析を実施したものでありますことから、当該AIの禁止事項である「商用利用」にはあたらず、使用が許容されているジャーナリズムによる利用と考えております。
当社としては、ニュースでのコメントのとおり、一般論として創薬にAIを利用することで、今後の創薬のハードルが下がるものと認識しており、今後の活用を検討しております。その際には、当然のことながら商用利用可能なAIを用いることとなります。
なお、当社では、過去に当該AIの前のバージョンで商用利用の制限がかかっていないものを、当該AIの分析能力の検証目的や、取材に応える目的で利用したことはございます。こうしたことを過去のペルセウス通信などにて公表しておりますことから、今回のニュースに接した方から、今回当該AIについて商用利用をしたのではないかとのご指摘・ご心配をいただきました。この点を重く受けとめ、今後につきましては誤解を招かないよう、取材の際により正確かつ明確な説明に努める所存です。