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第66回ASH年次総会でPPMX-T003/PV治験報告を行いました
2024年12月11日
みなさんこんにちは。社長の横川です。
現地時間12/9(日本時間12/10)、第66回米国血液学会(ASH)年次総会において、当社はPPMX-T003の真性多血症(PV)患者さんの第I相治験結果を報告しました。昨年は中間報告でしたが、今回は6名全員の結果について、当社CTO松浦執行役員がポスターセッションで詳細な説明を行いました。
会場は昨年と同じサンディエゴのコンベンションセンターで、今年も昨年同様32,000人を超える参加者が予想されています。多くの疾患領域に分かれた専門医の講演会場だけでなく、ポスター発表会場にも多くの人が集まっています。世界最大の血液学会ですので、参加者の主体は、米国を中心とした世界の血液専門医、基礎研究に携わるアカデミア研究者、それから世界の製薬企業関係者です。もちろん日本からも血液専門医の先生方が多数参加されています。
他の領域と比較して、血液領域では臨床と基礎研究の両方を行う医師が多いと言われています。そのためか、実際の治療で直面する臨床的側面と、病気の理解を深める基礎的研究の両面からレベルの高い活発な議論が行われます。松浦執行役員からの報告では、今回はPV関係の発表が多く、他社で開発中のPTG-300その他の薬剤の報告もあり、昨年以上にこの疾患の発表に多くの人が集まり賑わっていたそうです。
お伝えしているとおり、PPMX-T003の治験データは固定されており、現在治験総括報告書(CSR)を作成中です。6例の症例全てで、重篤な副作用は見られていないこと、患者さん都合により投与後の観察期間終了前に中止となった6例目を除く5例で、12週間の瀉血不要期間が達成されたことを報告しました。松浦執行役員によれば、2時間のセッションでは、多くの医師や企業関係者が当社のポスターを訪れ、活発な質疑応答が行われたとのことです。例えば、今回の治験では重篤な副作用がなかったことを報告しておりますが、その他の副作用の具体的な臨床状況などについても詳しく説明を求められたそうです。また、次の開発計画やスケジュールについても問い合わせがあったとのことで、関心の高さを感じました。(写真は、ポスターセッション開始前のASH会場、当社ポスター前の松浦執行役員)
皆様には、引き続き当社へのご理解・ご支援をよろしくお願いいたします。