ペルセウス通信

PV治験終了の経緯について

2024年06月28日

みなさんこんにちは。社長の横川です。
本日お知らせいたしましたPPMX-T003のPV第1相試験終了について、詳しい状況をご説明します。本治験では終了時期が何度も遅延してご心配をおかけしています。最新の終了見込みは7月末でしたが、なぜ突然終了となったのか疑問に思われる方が大半だと思います。我々も投与後の経過観察を見守っていたところです。

一般に治験においては患者さんの意思が最優先されますので、患者さんのご希望(お仕事等の都合、長い期間の治験対応に疲弊された場合、別の治療を望まれる場合などを含みます)で、治験途中で中止となる例があります。また、治験責任医師のご判断で中止となる場合もあります。それ以外では、治験計画書のルールに従って継続/中止が決定されると理解されています。

この度の中止については、有害事象に伴うものではなく、患者さんのご希望によるものと連絡を受けております。個人のプライバシー保護の観点からこれ以上のご説明はできませんが、患者さんの意思を尊重したものです。幸い6例目の患者さんも、中止となるまでですが安全性のデータが取得できたほか、治療効果が期待できるデータも一部得られたと考えています。

今後、6例の治験の全データの固定化を急ぎ、治験総括報告書の作成を進めます。また、データ固定化が完了次第、導出に向けたライセンス活動をさらに本格化いたします。皆様におかれましては、引き続き当社へのご理解・ご支援のほどよろしくお願いいたします。