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PPMX-T003:PV患者さんでの治験終了遅延について
2024年02月02日
みなさんこんにちは。社長の横川です。
本日の治験終了時期の遅延のお知らせについて、もう少し詳しい状況をご説明させていただきます。真性多血症は患者さん毎に赤血球の増加の程度が異なります。PPMX-T003(以下T003)は、投与量が多いほど赤血球を減らす効果が大きいと期待できますが、それぞれの患者さんでT003に対する反応が異なるため、最適な投与量も異なります。
本治験ではT003の安全性と、副次的に薬効も確認しています。瀉血後にT003を投与し、一定期間瀉血が必要なければ効果があったとみなします。一方、最初の投与量で十分な効果が得られない場合は、前回の投与から4週間以上の間隔をあけて増加した用量で投与し、経過観察します。患者さんお一人おひとりの最適投与量を探りながら段階的に投与量を増やす方式ですので、比較的時間のかかる治験と言えます。
これに加えて、治験施設の都合(コロナ感染症の流行で入院できない等)や、やむを得ない患者さんの都合で試験が遅延することもあり、終了時期の想定が難しいのですが、前半3名の方の実績から、治験終了時期を今年3月末までと想定していました。しかしながら、前半の3名の方と比べて、後半の3名の方は必要な投与量が多めの方が多く、試験終了には想定よりも時間を要することとなりました。
治験終了のお知らせを3月末までにご報告できず、大変申し訳ありません。私自身も残念でたまりません。詳細な説明は差し控えますが、状況は次のとおりです。6名中4名の試験は既に終了しており、残る2名の患者さんのうち、1名は1月末の投与が都合により延期されましたが、遅くとも6月末までに終了する見込みです。もう1名の患者さんは、1月末に増量した用量で投与を行っており、4月末までの終了を見込んでおります。
なお、導出活動は継続して進めており、計画に修正はありません。
株主の皆さまにはご心配をおかけして申し訳ありません。引き続き事業の進捗に向けて邁進いたしますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。