みなさんこんにちは。社長の横川です。
5/12の決算発表を受けて、5/15に行いました
機関投資家様向け決算説明会の資料をホームページに掲載しました。ここではその概要、特に今期の計画をご説明します。決算説明会資料では、より詳しい開発計画を示しておりますので、ご覧になってください。
PPMX-T003の真性多血症患者さんの第Ⅰ相試験では、前期に組入れ基準を修正し、治験実施施設も3か所から7か所に増やしました。まもなく計8か所に増やして今期中に残る3名の治験を実施し、第Ⅰ相試験を完了します。
T003のANKLという稀少疾患を対象とした医師主導第I/II相試験は、前期末に治験届がPMDAに受理され、審査も終了しました。基礎研究で認められた治療効果が患者さんでも確認できるかの正念場です。この治験は、全国7つの拠点病院によるネットワークで、全国の患者さんがアクセスできる体制を整え、2年後の2025年3月には完了する予定です。治験終了後にオーファン申請を行い、世界初のANKL治療薬を目指します。
放射性医薬品候補のPPMX-T002は、今期は協業候補先を決定します。放射性同位体を現在のイットリウム90から、さらに効果が高いルテチウム177またはアクチニウム225に変更します。
PPMX-T004は、抗体に抗がん剤をつなげたADC(antibody drug conjugate)です。今期は、抗がん剤と最新のリンカー(抗体と抗がん剤をつなぐもの)の組合せを決定し、毒性予備試験を開始します。
T002とT004は、過去に富士フイルム社に導出した薬剤ですが、同社の事業方針の変更により、幸運にも当社に戻ってきたものです。2剤とも、新たな最新技術を組み入れて効果を高めた形で、好条件で製薬企業に導出することを目指します。4/1には新しく研究員3名が入社し、一丸となって事業計画達成に取り組んでいます。
皆様には、引き続き当社へのご理解・ご支援をよろしくお願いいたします。