抗体研究支援

当社ではこれまでにがんを対象とした抗体医薬や研究用試薬の創出を通じて、医療とライフサイエンス研究の発展に貢献してまいりました。ここで培ってきた技術や経験をさらに役立てるために、抗体研究支援及び受託サービスを実施しております。メニューの他にも様々なご要望にお応えします。

配列解析

マウス ハイブリドーマから抗体可変領域の配列の解読サービス

ご提供して頂くハイブリドーマより、産生している抗体可変領域のアミノ酸配列及びCDR配列を解析します。
動物免疫で得られたハイブリドーマの抗体配列を100%正確に決定する事は、配列改変やヒト化のようなその下流で行う操作にとって非常に重要です。当社で独自に設計した特異的なプライマーは抗体可変領域をその開始点から正確に決定出来るよう設計されています。
抗体の改良(ヒト化やサブクラス変更、機能の最適化)や他抗体との比較の際に、お客様独自で所有する抗体のアミノ酸配列があれば、研究の幅が大きく広がります。

納期 細胞受領より約4週間後(数量によってはお時間を頂くこともございます)
納品物 解析配列の報告書(H鎖とL鎖の可変領域の遺伝子配列および、アミノ酸配列、CDR配列)
ご依頼前の注意点
  • ハイブリドーマは1x106~5x106 cells/mLで、適切な保存液中に懸濁して冷凍した状態でのご提供をお願いいたします。また、提供頂いたハイブリドーマは返却できないことをご了承下さい。
  • 納品物以外の、いずれのサンプルも提供できないことをご了承下さい。これらのサンプルにつきましては、一定期間当社で保管した後に廃棄いたします。
  • アミノ酸配列解析の際に、外部Webサイトを使用いたしますことをご承諾下さい。なお、登録等は一切致しません。

組換え抗体生産

哺乳類細胞を発現系とする抗体蛋白質の作製をお引き受けします。
抗体の可変領域の遺伝子配列の情報(アミノ酸配列の情報を含む)があれば、今すぐに始められます。

まず、可変領域をコードする遺伝子を設計し、当社の発現ベクター(ヒトIgG1、ヒトk)に組み込みます。
そして、小スケールでの生産にて生産効率を確認し、ご希望の抗体量に合わせて、培養すべき量をご相談します。(抗体を発現する哺乳細胞系ベクターをご提供いただければ、小スケール生産もお引き受けできます)

お客様のご要望に応じた組換え抗体(例えば、マウスIgG1やヒトIgG2に変更、CDR内の点変異体など)の作製も可能です。お気軽にお問合せください。

サービスのフロー

その他

抗体配列解析、抗体生産以外にも、抗体に関わる様々な研究をサポート及び企業様向けにサプライビジネスも展開しております。
お気軽にお問合せ下さい。